ずっと機会があれば見よう見ようと思っていた、
「激突」 原題 DUEL
スティーブンスピルバーグの初監督の作品で、1971年、テレビ映画として放映されました。
赤い車に乗ったサラリーマンの男性が仕事先に行くため運転していると、巨大なトレーラー。ガスを積んでいて、煙突から嫌な感じの煙がもくもく出ている。前をのろのろ運転しているので追い抜くと、煽り運転を仕掛けてくる。しかもしつこく。ずーっと。執拗に。
相手の顔は、窓が汚れていて見えなくて、腕だけ。相手が何者で、何を考えているのかさっぱり分からない。そんなやばいやつにロックオンされ、モンスターのような車で追い回される恐怖感!!!
途中、パーキングのようなところに入り、トイレから出ると、トラックも止まっている。同じカフェには何人かの客。誰も彼も怪しく見える!!!
心理的なハラハラと、カーアクションのドキドキで、ものすごく心拍数が上がる映画でした!!古い映画ですが、カメラワークも秀逸で、スピルバーグの才能を感じざるを得ないです。
踏切で押されて電車に突っ込みそうになっているところ!
本当は英語版で日本語字幕で見るのがベストなのですが、アマプラには入っておらず。YouTubeのスペイン語?か何かの動画で上がっていたのを見ましたが、正直ほとんど会話シーンはなかったので、ストーリーを追うのには全く問題ありませんでした!!!
この映画を知ったきっかけは、去年はまったジョジョの奇妙な冒険、第3部。「ホイールオブフォーチュン」という回。
「激突」をオマージュしたストーリーだと知ってから、見たい見たいと思っていました。
ジョジョの中でも突出して面白い話で、大好きで、4.5回位リピートして見てます。
前半結構、そのまま映画の話をなぞっていて、ハラハラのカーチェイスとサスペンス。
ただ、車はあえて逆になっていて、敵の車が赤い車、ジョジョ達の車は大きめの車に乗ってます。
カフェでのシーンもあり、崖下に落ちるところまでも映画どおり。ただ、落ちる直前で上手くかわして、そこからジョジョ独自のバトル展開。車が崖を車が登ってきたり、ガソリン攻撃を仕掛けてきて、絶対絶命感!
敵の名台詞?「勝ったッ!第3部、完!!!」
また、ジョジョの「『道』というものは自分で切り開くものだ」からのオラオララッシュのくだりは最高です。
最後に分かった敵の姿にも、普段クールな承太郎もニッコリ。
ジョジョも、激突も、本当に楽しいので、ぜひまだの方には見てほしいです!